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漆掻きの歴史5

2024-06-13T19:00
漆樹標本
このデータは、東北大学植物園の鈴木三男教授による縄文時代の漆樹の同定研究結果です。年輪内の早材部分において、道管径が樹の成長とともに大きくなっているのが特徴です。
標本は 浄法寺文化会館の漆樹 で、樹齢は30年から40年頃の部分です。データと一致していることがわかります。また、Photoshopのレンズ補正やIllustratorを使用することで、μmm単位を決定しています。
ごつごつとした樹皮の木は掻き鎌が必要であり、これが縄文時代から伝わっていることがわかります。遺伝子レベルでの解析 でも、現在の浄法寺の樹が縄文時代と一致していることが証明されています。
浄法寺文化会館の漆樹は、現在植栽地でよく見かける中国から持ち込まれた種 とは異なります。これは縄文時代から続く樹齢1年から100年までの貴重な植物学的記憶遺産でしょう。
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