桂清水の裏手に思う、漆の里の未来
2026-10-07T09:40
浄法寺町立文化会館(Jホール)に設置されたあの漆の巨木。その木を掻き取りした漆掻きさんが、天台寺のふもとにある桂清水の裏手に、個人で昔ながらの漆木の植栽地を作られました。
しかし、個人での取り組みゆえに継続していくのはなかなか容易ではありません。漆の木は、何十年、そして100年もの間、木を切らずに大切に守り育てていく必要があります。そうした長い年月を見据えた営みは、効率や成果ばかりを求めがちな政治家にはなかなか理解してもらうのが難しいのが現状です。
それでも、クインレポートにも記されているように、かつての北東北には樹齢100年、200年という見事なウルシの木が現に存在していました。
写真にある桂清水の桂の木も、天台寺の杉の木と同じく、かつて一度伐採という歴史の試練をくぐり抜けて現在に命を繋いでいます。いつの日か、ここがまぎれもない「漆の里」だと思えるような、誇らしい場所になってくれないか――そんな思いを静かにあたためています。
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