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映画「もののけ姫」に見る漆の風景

2026-03-01T13:00
もののけ姫DVD
今回は、有名なアニメ映画と漆のつながりについてお話しします。
先日、「もののけ姫」のDVDを見ました。映画では、人間と自然と共にどう生きるかが描かれています。
映画の中で、主人公アシタカの故郷の場面に注目してみてください。 アシタカの村では、建物や大きなツボに漆が塗られています。 一方で、タタラ場という別の場所の食事風景を見てみましょう。 人々は、漆が塗られていない木のままのお椀で食事をしていました。 この描写の違いはとても興味深いです。 ここから、アシタカの故郷である東北地方が「漆の里」だったということがわかります。
蝦夷(えみし)の戦いがあった岩手県には、二戸市(にのへし)という場所があります。 二戸市には今も、漆の木がたくさん育つ里があります。私が使っている国産漆の代表的な産地です。 ウルシの樹液で生計を立てる職人たちも多くの悩みを抱えています。木を育て、樹液をいただき、また森をよみがえらせる。 映画の細かい描写からも、日本の漆の歴史や文化が伝わってきますね。ぜひ、次に映画を見る時は漆の道具にも注目してみてください。

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