Menu

コアスカ館遺跡

2020-10-02-20:55
コアスカ館遺跡
縄文時代草創期(BC10,000年から7,000年頃)の浄法寺町にあった遺跡。
函館市の世界最古の漆の副葬品が出土した時代と同じくらいです。
断続的ではありますが室町時代までの出土品も出ています。
瀬戸内寂聴さんの法話で有名な天台寺のある山のふもとにあり、寺所有の最も古い工芸品は南北朝時代のものです。遺跡と合わせると大変興味深いものが感じられます。
天台寺「前机」調査時に 偶然花の彫り物の溝に金箔が残っているのを発見できました。コアスカ館遺跡出土の石器類からわずかでも漆の付着跡が見つからなかった事が残念でなりません。 北海道東北の縄文遺跡群が世界遺産に推薦されているのですが、漆文化に重要な浄法寺が含まれていないのが残念です。

現在、コアスカ館遺跡は、遺跡として整備されていなく、、函館にあった漆の副葬品は焼失。文化財保護の難しさでしょうか。

絵本

2020-08-31-21:50
絵本
娘が使い始めて19年の子鉢
これはまだ修理は無しで使えている。
絵本に載っているお椀とスプーンと子鉢
修理をしないでいかに長く使えるか。
絵本の世界が現実になるようにと悪戦苦闘
でもユーザーの方々には気軽に使えるように

工程

2020-08-03-16:38
工程
学生時代の作業風景。
石膏型に和紙を張り込んでいるところ。。
髪の毛がまだある頃だ。
今は木型で乾漆を行っている。和紙を張り込む工程もある。
大学で学んだ基本は抑えながらも、新しく教えてもらえないこともする。
国産漆の使える器を少しでも安くする事は難しい。
朱の作業台は年を追うごとに表情が変化している。苦労の後かな。

作業台

2020-06-15-21:00
パネル
国産漆だけの作業台。朱の作業台の下にもう一枚ある。
最近、展覧会のハガキはこの上で撮影している。
奥はガラス板。器物の水平や底のぐらつきを修正する物差し。 神棚には今までのウルシ標本や樹液のサンプルなどを保存している。 制作に行き詰った時に樹液やパネルを眺めていると様々なことが思い出されてヒントがよく浮かぶ。
「withコロナ」の時代、ぼちぼちとネットからの注文が来ている。
展覧会で手に取って決めていただくのが一番だが、これも出会い方の一つ

継続

2020-05-16-12:00
木型
いかなる状況の変化が起こっても長い間作り続けられるようにするためには。
最近こんなことを考えて制作工程を変化させています。
今年は、何度でも繰り返し使うための乾漆スプーンの木型です。
このホームページはBracketsで作りました。
広告を入れずに自由に使い続けられる手段が増えました。
イラレもフォトショも古いバージョンで使い続けています。
漆だけは安いものは使えなくてほかで対応するしかなくて苦労します。

コロナ対策

2020-04-05-18:00
梱包
普段からかぶれ防止のために、完成後約1ヶ月ほどおいて納品していました。
コロナ対策として梱包作業も約1ヶ月ほど前にするようにしました。
さらに大きい箱に入れて保管して、宅配業者さんに渡すときに発送用の箱だけを取り出せば良いので業者さんにも安心です。
大学で漆科に入り初めに教わることは掃除をしてくださる方々をかぶれさせないようにする事。
最近、当時教えて頂いた事がやっと理解できるようになりました。

現住所

2020-03-06-22:00
住所変更
郵便局の通帳。
岩手で通帳を作り、埼玉県鷲宮町に引っ越し 現住所のさいたま市浦和区に引っ越した記録です。
自分の仕事よりも家族が過ごしやすい場所を探して、たまたまここに住み始めました。 ごくごく一般的な地方都市。結果的には漆が普通に使われるようなアイデアが生まれてきました。
今はこの場所で良かったと思い、責任をもって制作しています。

検疫

2020-02-24-22:00
配達伝票
キューガーデンに漆の苗木を送った時の記録。
運送時の伝票(浦和に引っ越す前の住所)とキューからの到着メール
苗木を送ることが決まったのは11月。通常は検疫があるのでかなり時間がかかる。
2001年度内に届けるという条件をクリアできたのは、この運送会社だけだった。

日本起源の漆の魅力を海外にも広めたい。そんな思いだった。
最近、自分で考えた「ウルシ日本起源説」ようやく形が見えてきた。

「浄法寺漆認証制度」

2020-1-17-18:00
浄法寺漆生産組合
今年も、浄法寺の生漆を使います。
昨年は日光の修復工程で漆塗りがなかったので
組合全体の生産量が厳しかったみたいです。
私もやはり売り上げによって購入量が変わります。
浄法寺の漆掻きさん達にしかできない漆。そんな漆が欲しいですね。

今年もまた悩みながら作品作りが始まっています。
TOP