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レオナルド・ダ・ヴィンチ ウィトルウィウス的人体図

2019-10-14-18:00
身体尺
今年は、レオナルド・ダ・ヴインチが没後500年にあたります。
ヴェネツィア アカデミア美術館所蔵の人体図は、 古代ローマ時代の理想の身体尺を表現したドローイングです。 また「尺」、「尺骨」などは、中国起源の甲骨文字「尸」(しかばね)から生まれました。 今も、洋の東西を問わず、物差しは、身体が基準です。
ですが、利休の教えで「守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」ともあります。 「守・破・離」私のお椀の寸法をどう決めるのか、とても大事です。

比較

2019-10-03-22:00
糊漆
中国産と日本産の漆で作った糊漆。
数年前から、中国産の品質がマスコミでとても悪く言われています。
両方の樹液で乾漆のお椀を作りました。制作条件の他はすべて同じです。
会場でみてください。お待ちしております。
中国産も日本産も両方特徴を持った漆です。
植物の種の違いや樹木にあった掻き取り技術。両方の特徴を生かして使い分けすることが大切ですね。

消費税

2019-09-04-13:00
大根おろし
10月から消費税が上がります。国産漆は値上がりしています。
1995年からある、お求めやすい価格のお椀。なんとか残せる様にしました。
今までの作品の本体価格も、もちろんそのままの価格です。
新しい企画の乾漆椀。中国産、国産漆について、展示も又工夫しました。
会場でお待ちしております。
夏バテに大根おろしご飯。結構イケマス。

乾漆作品とその原型

2019-06-25-19:00
型
コルクやお椀の内側を原型にして、ゴミがなるべく出ない様に気をつけていますね。
荒麻皮の素材を知るために、機械や薬品を使わずに仕立てました。
生漆との相性も探しお互いの素材の特徴を活かす事がとても面白いです。
お求めやすい価格のお椀を、なんとか値上げをしないですまないか、
今悪戦苦闘中です。

記録

2019-06-15-12:00
南部利直1596-1623
浄法寺町史に残されている記録
漆木の管理についての書状(1596-1623年頃)
毛馬内(旧南部藩の領地)は現在の秋田県鹿角市の一部。
南部藩「雑書」(1652、3年)漆税の報告で鹿角、二戸郡や浄法寺の地名がはっきりと残されています。
藩政時代から残っている皮剝ぎ鎌という道具を使う漆の木。今は少なくなっている。
オーセンティシティ(authenticity): 真正性 は世界遺産では大切な概念です。

荒麻皮椀

2019-01-16-20:00
荒麻皮椀
昨年の大分トキワの展覧会用に制作した作品
ここまでこだわった材料で制作した動機は 一番は自分が使ってみたいから。
お椀よりも使っている。
Takashimayaとカワトクのも使いたいけどお母さんの怖い視線が
海外まで広まっている臭くて壊れやすいという日本の漆椀のイメージ
私が作ったお椀とでは本当に違う。 困ったものだ。
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