多くの年数をかけて成長する樹木ではなく、1年草の麻を使って胎を作る技法の椀
あらそわん 直径124㎜ 高さ64㎜ 浄法寺漆 大麻:大分県日田市大山地区
約1万年も前から利用されてきた大麻。ほぐして繊維を取り出し、糸や布にしていきます。
日本の大麻取締法は、大麻を「大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。」と規定している(同法1条)。
大分県日田市大山地区は文化庁選定保存技術に指定されて特別に栽培していました。
茎から皮をはがした後に残った芯:麻幹(おがら)の粉末。
麻には、大麻の他に亜麻(リネン)や苧麻(カラムシ)、黄麻(ジュート)、マニラ麻、サイザル麻などと呼ばれている種類がある。
現在麻として流通しているものは大麻は含まれていない。
今までに使った浄法寺漆。弟子もいなく一人で使った量です。
2024年 2月現在270.00kg(72貫) 使用量266.25kg(71貫)
2020年 浄法寺漆の漆搔き技術が世界無形遺産に指定されました。2000年から浄法寺の漆しか使用していません。
同じように使った場合の違い。輪島地の粉では麻布が出てきて水を吸い込む様になり剥がれていく(左)布が無いのは1年位で木地がみえる(中央)作家独自の下地法で制作した場合、6年くらい使っていてもまだ木地は見えない(右)
京都山科砥の粉は、学生時代水研ぎをして溶けていくのを体験して下地肌では使っていない。
手で形作りをしたり、塗ったりいろんな技法を使いながら完成させます。
私の漆器の扱い方。会場で動画も見れるようにしています。
赤ちゃんの頃から使えるお椀
洗いものが上手な方のお椀
お椀も仕立ての違いでいろいろあります。
今でも1995年の値段設定と変らずにしています。